【劣等性】と【劣等感】
こんにちは☆アドラー大好きアド美です!
台風が近づいていて、少し今日は涼しいですね。
今回もアドラーの考えについて書いていきたいと思います。
みなさんは、【劣等性】と【劣等感】の違いはご存知でしょうか?
私は正直同じようなものだと考えていました。
しかし、アドラーは全く別物だとしています。
【劣等性】とは客観的事実。
例えば、生活に支障をきたすような障害があることなどを言います。
【劣等感】とは主観的な思い込みであり、誤りの領域。
例えば、スポーツの大会などで、1位にはなれたけど、新記録は出せなかったというような状況です。1位を取るだけで、他者から見ると素晴らしい成績でも、本人は、『新記録が出せなかったからだめだ』と感じているような状態です。
以上のことから、実際は劣等性がなくても、主観的に劣等だと思い込めば、劣等感になります。
ただ、思い込みであることから、意味づけや捉え方を変えれば、劣等感を今すぐにでも劣等感をなくすことは可能です。
さらにアドラーは、劣等感を誰もが持っていると同時に、劣等感を隠すと言っています。
一般的に劣等感は弱さを示すもので、恥ずかしいと思い、隠す人が多いとのこと。
まずは【劣等感】を認めることからかもしれませんね。
そして、劣等感を目標設定と行動のエネルギーに変えるということです。
私も劣等感という言葉自体、いいイメージはありませんでしたが、この感情をうまく活かしたらいいんだとわかりました。
アドラーは、文明、文化、科学、芸術の進歩は、劣等感のおかげだと言っています。
また、よく使われる【コンプレックス】というものも、劣等感を言い訳にして人生の課題から逃げ出すことだと定義しています。
劣等感もコンプレックスもなんとなく使っていましたが、アドラー流の解釈を見ると、すべて自分でどうにかできるものだということがわかりました。
考えを根本的に変えるというのはなかなか難しいので、カウンセリングや研修などでプロの力を借りるのも一つの手だと思います。
しかも一度や二度では簡単に変わらないので、継続的に触れることが必要かもしれません。
【劣等感】や【コンプレックス】
あなたはどのようなものを持っていますか??